短期インターンシップの注意点!

前回記事で長期インターンシップについてゴリ推しさせて頂きましたが、

決して短期インターンシップがダメだと言っているわけではありません。

前回記事:1dayインターンシップって意味あるの?

 

ただ長期インターンシップと短期インターンシップでは、得られる情報が違うので、

参加する目的によってどんなインターンシップに参加するか考える必要がありますね。

 

長期インターンシップの特徴

最大の特徴は、仕事について深く知れるところですよね。

どのような業務に携わるかということだけでなく、その仕事の意義や顧客との付き合い方、他部署との連携度合い、仕事の作り方など様々なことが理解できると思います。

 

長期インターンシップと言っても、1ヶ月も2ヶ月も会社に通うという場合はほとんどなく、週数回会社に行って6〜8時間ほど働くというようなものが多いです。

また、半年以上のインターンシップですと、給料が出る場合が多いので、長期インターンシップに参加することでアルバイトの時間が削られ収入が減るのは困る、という方も安心できると思います。

新たに1つアルバイトを始めた、という感覚で参加してみるのもいいかもしれませんね。

 

短期インターンシップの特徴

1〜3日間だけ行うもので、マイナビやリクナビに掲載されているものはほとんどが短期インターンシップです。

インターンシップシーズンになれば何百という数の掲載記事がありますし、アルバイトや学校の授業と都合がつけやすく、気軽に参加できるのが最大のメリットですね。

基本的には無償(給料が出ない)でして、がっつりと業務を体験できるものや、業務説明だけの座学中心のもの、企業にまつわるお題が出されグループで卓上にて解決して行くグループディスカッション形式のものなど内容は様々です。

 

ここが怖いよ短期インターンシップ

短期インターンシップは、はっきり言って参加するだけ時間のムダなものから、1日だけでも非常に有意義なものまで色んなものがありますので、掲載記事だけで自分にとって有益なものを見つけていくのは至難の技です。

恐ろしいのが、ムダなインターンシップなのかどうかは、実際に参加した後でもわからないんですよね。

 

禅問答のようで申し訳ありませんが、1つのインターンシップにしか参加しないのであれば、その参加したインターンシップが良いかどうかどう判断するのでしょうか。

複数参加して初めて、A社はB社より自分のためになるインターンシップをしていたなってわかるんです。

比較対象がないままに何かを判断することはできません。

 

複数参加のススメ

というわけで、短期インターンシップに参加するなら絶対に複数社に参加することをお薦めしますが、ただ闇雲に参加しても意味がないです。

前回記事でもお伝えした通り、短期インターンシップで業務を深く理解することは無理があるので、目的を考え直しましょう。

前回記事:1dayインターンシップって意味あるの?

 

長期インターンシップでは業務の深い理解を目的としていたのに対し、

短期インターンシップでは、ビジネスでのモノやお金の流れを理解することを目的としましょう。

 

ビジネスは一言で言ってしまうと、「モノとお金の移動(交換)」です。

この2つがどういう風に流れていくと、企業経営が良くなったり悪くなったりするのかを理解することは非常に大事なことです。

 

モノとお金の移動を理解するためには

この現代で、①資源を調達して、②商品を作り、③商品を流通させて、④販売店で顧客に売る、という行為を自社だけで完結できる企業はほとんどありません。

それぞれが業界ごとに別れ、①〜④を専門的に事業運営をしています。

 

①〜④を体感できれば、モノやお金の流れが理解できるようになり、受験する企業の見え方が大きく変わってきます。

 

具体的にはこんな業界を・・・

①資源調達

資源調達は、商品の材料となるようなプラスチックや農作物などを調達することが頭に浮かびますが、人やお金も資源です。

ですのでビジネスの出発点である①を理解するために、まず銀行や人材系のインターンシップに参加することをお薦めします。

 

②商品を作る

①で調達した資源を使って、商品を作る業態です。

ここは想像しやすいかと思いますが、製造業(メーカー)のインターンシップに参加しましょう。

業界は自分の興味の持てる分野であれば、食品でも日用品でもなんでもいいと思います。

そもそも業界理解が目的で参加しているわけではないですからね。

 

③商品を流通させる

製造メーカーが独自の販売店を持っている場合は少ないので、基本的には自社ではないどこかの小売店で商品を売ることになるのですが、その製造メーカーと小売店の仲介役となるのが卸売業者です。

③を理解するために、商社のインターンシップに参加しましょう。

商社のインターンシップ単独では中々何をやっているのか見えにくい場合が多いですが、みなさんは①②のインターンシップに参加されているので、卸売業者(例えば商社)の存在意義が良くわかると思います。

 

販売店で商品を売る

一般的には小売業界と言いますが、この業界は馴染みが深いんじゃないですかね?

コンビニとかデパートとか、商品を一般のお客さんが買うことのできる窓口になる業界ですね。

最終的には、小売店から商品がみなさんの手に届く場合が多いので、①〜③で学んだことを復習しつつ小売業界のインターンシップに参加しましょう。

社名で言うと、イオングループやセブン&アイホールディングス、ユニクロのファーストリテイリングなんかが代表的ですかね。

 

ここでご紹介した①〜④のインターンシップに参加すれば、モノやお金の流れが肌感覚でわかるようになれますので、自分はどの業界に行くと楽しく働けるのか、というものがおのずと見えてくると思います。

①〜④以外の流れのビジネスも当然ありますが、今回紹介した流れが最もオーソドックスで馴染みやすいかと思います。

短期インターンシップの最大のメリットである「気軽にたくさん参加できること」を利用して、世の中全体の理解にぜひ役立ててくださいね。

今日のまとめ

■長期インターンシップの特徴
  • 1ヶ月〜半年以上のものもある
  • 最大のメリットは、仕事について深く知れること
  • 給料が出るものもある
  • 参加する目的は、深く仕事の理解をするため
■短期インターンシップの特徴
  • 1〜3日間で実施する
  • 最大のメリットは、気軽にたくさん参加できること
  • 給料が出ないものが多い
  • 仕事のことを深く理解することはできない
  • 参加する目的は、ビジネスでのモノやお金の流れを理解するため
■短期インターンシップで参加すべき企業
  1. 資材調達を生業としている業界(銀行、人材系企業など)
  2. 商品を作ることを生業としている業界(製造メーカーなど)
  3. 商品と小売店を仲介することを生業としている業界(商社など)
  4. 商品購入の窓口となることを生業としている業界(小売業界など)

 1〜4全てのインターンシップに参加することが重要です。

■最後に

就職活動がまだ本格化していないのに、インターンシップに参加するのはとてもめんどくさいことですよね。

ですが、仕事のことをあまり理解しないままに入社してしまうと私のように大きなしっぺ返しをくらいます。

参考記事:私が転職した2つの理由

 

私と同じ過ちを繰り返さないためにも、ぜひ今の時期から仕事の理解を深めていってくださいね!

 

 

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