終身雇用っておとぎ話
就職活動をくぐり抜けて入社できた企業では、できるだけ長く働きたいですよね。
でもその願い、残念ながら叶わないかもしれません。。。
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上の記事でもお伝えしましたが、これから就職するみなさんは50年以上働くことになります。
50年もあれば世の中は大きく変わってしまいます。
50年前にいざタイムスリップ
今から50年前がどんな世の中だったか知っていますか?
この記事を書いているのが2017年ですので、50年前は1967年ですかね。
1967年といえば、カラーテレビ放送が始まった年です。
当然、スマートフォンもファミコンも、家庭向けのパソコンやコンビニすらありません。
つまり、今から50年前の就活生は、コンビニなんて存在を知らない状態で就職活動をしているんですね。
今や就職活動における超人気企業である、セブンイレブンやソフトバンクなんて存在すらしていませんでした。
そんな存在すらしていなかった企業が、50年後には業界ナンバーワンの企業にまで成長しています。
ここ数年間ですら、東証一部に上場しているような超大手企業にも大きな変化がありました。
日本航空(JAL)は、長らく航空業界のトップ企業であり、旅行したことがある人なら一度は利用したことがあるほどの超有名企業でしたが、2010年に経営破綻で倒産することになりました。
PHS間での格安定額通話で一世を風靡した株式会社ウィルコムも、会社更生法による倒産手続きを行いました。
東京電力は入社できれば一生安泰で勝ち組と言われていましたが、東日本大震災によって窮地に立たされていますし、東芝はテレビや半導体から鉄道車両などの重電に至るまでを製造する総合電機メーカーとして日本を牽引していましたが、巨額の赤字を計上し上場廃止を免れない状況です。
日本を代表するような超大手企業に入社できたとしても、どんな不測の事態が起こるかわかりません。
この激変していく世の中で、大手企業に入社できたからといって安定が手に入る訳では決してないんです。
じゃあ安定って手に入らないの?
会社の中に安定はないですよ。
安定を自分ではない誰かに求めてちゃいけません。
本物の安定が欲しいなら自分に実力をつけましょう。
今は景気が良くなりつつありますが、もしもまたリーマンショックの時のような大不況がきて自分が働いている会社が倒産してしまったとしても、実力があれば必ずどこかから拾ってもらえます。
苦しい時代こそ、実力ある人が求められますしね。
なので、就職活動では企業の大きさや有名度合いなんかで決めるんじゃなくて、
どこへ行っても通用する力が身につけられるかどうか
で決めるべきです。
自分に実力をつけることこそが、変化の激しい時代を50年生き抜けるような安定を手にする方法なんです。
ただ、実力をつけるために面白くもない仕事を何年も続けるのは本末転倒なので、上の記事でお伝えした通り、自分が楽しいと思えるかどうかを最重要視した上で、実力をつけれるかどうかを意識しましょう。
本当に楽しいと思えれば、どんどん仕事をしたいと思えるので、おのずと実力をつけたいって思えるようになりますしね。
楽しい仕事や実力をつける職場を見つける具体的な方法は、また後日書きますね。
それでは今日はこの辺で!
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